iMuto M5 レビュー その5 コンバータ関係
imuto M5 付属のDCACインバータ コンバータの性能について調べてみました。
インバータの性能は、大きく以下の二点にあるようです。
1、最大電力
2、波形
1については、規格で100Wとなっています。
2について、手持ちのオシロスコープで調べてみました。
波形には大きく分けて、正弦波と矩形波が存在しています。
安いインバータには矩形波のものが多く、実際のコンセントに来ている交流と波形が大きく違いすぎるため、電化製品によっては故障の原因になってしまうそうです。(たとえばLED電球などが故障してつかなくなったりするらしい。)
出力電圧については、コンセント実効値100Vではなく115Vという規格になっていて調べたかったのですが、100Vダイレクトに扱うのが怖かったため、スライダックにて降圧して実験を行います。
電源ースライダック(降圧)ー40w白熱電球 という配線です。オシロは白熱電球に並列接続します。
プローブのコードが細く心配でしたが、とりあえずスライダックと自分の理論を信じやってみました。
まずはコンセントでの波形です。綺麗な正弦波をしています。
表示周波数は50Hzです。
続きまして今回の本題の、imuto M5付属のDCACインバータです。
驚いたことに綺麗な正弦波です。まあ、5000円以上しましたので、このくらいの性能を発揮してくれなければ割りに合わないのかもしれません。
とりあえず、綺麗な形ですので、波形が家電に悪さすることはなさそうです
ただし、周波数が60Hzとなっていますので、東日本地域に住んでいる人は、注意が必要です。
最近は、50/60Hz兼用家電が多いので大丈夫だとは思いますが。。
一応ここからは予想範囲内で、ピーク値について考察します。
今回は、スライダック降圧を10Vとして出力しています。また、オシロのボルトのレンジは、5.0V(1メモリ1.0V)です。
画像より、
コンセント16V imuto 18Vと読み取れます。これを10倍すると、160V 180Vとなります。
実効値は、1/√2より、コンセント 113V imuto 127V となり、両者の差は14Vです。
しっかり、スライダックのバックグラウンドを測定していればよかったのですが、数値を記録しませんでした。
おそらく、バックグラウンドが13~15V程度あり、実際は、コンセントが100V imutoが114Vとなるのではないかと考えます。
そうすれば、業者の規格表示と一致します。
ということで結論は、imuto 付属のインバータは
・綺麗な正弦波である。
・周波数60Hz
・実効値は表記通り115V程度あると考えらる。